ご家族の生活にずっと寄り添う床材。だからこそ、安心で上質なものをお届けしたい。
創業から約80年もの間に蓄積された知識と技術のもと、真摯なものづくりを続けています。
製造から営業、流通まで様々な“想い”をもって仕事をしている
社員それぞれの声をお聞きください。
Voice 1
東洋テックスの特徴の一つである、資材の直接買い付け。商社を介さず、海外メーカーと直接やり取りをすることで、ユーザーからの品質のリクエストなどフィードバックが迅速できるという利点があります。それを担う海外購買部で私は勤務しています。1年のうち6割ぐらいは海外勤務で、インドネシア・マレーシアを中心に合板の購買(価格決め)と現地で品質指導のアドバイスなどを行っています。
一番のミッションは良い品を安く仕入れることですが、自分たちのことだけでなく供給側の立場にも立って協力することが大切と考えています。そのために現地で当社検品員を雇用し、提携工場に派遣しています。工場のコストにも気を配り、より良い品質のためにアドバイスをすることで協力体制が生まれるのです。現在は提携の6工場に8人の検品員を派遣しています。
文化も言語も違う方たちとのやりとりは苦労もありますが、各地の工場を訪れて交渉を重ねることで、工場長をはじめとする現場との信頼関係が結ばれ、それが結果的にお客様のためになると信じ、日々各地飛び回っています。
Takemori Kenji
海外購買部 ジャカルタ事務所
竹森 賢治
昭和62年入社。
合板工場での研修、天井材の生産を経て品質管理へ。その後、インドネシアにある海外購買部勤務。2003年よりまた日本に戻り7年間工場の生産管理を行うも2006年より中国・青島工場の生産管理へ。2007年4月より再びインドネシア・マレーシア担当となり現職。
Voice 2
入社当時、当社の主要商品は天井板が主流で、全国シェア60%で日本一になるほどの規模でした。公共施設や一般住宅などに、自分がデザインした吸音板が使われているのを見て大変感動したのを、ついこの間のように思い出します。
昭和45年には香川県丸亀市に合板工場が作られ、ここでもコンパネの月間生産130万平米と日本一の底力を見せることができました。その後、自社工場でフローリングを作るようになりました。弊社の強みは、自社工場ですのでトラブルがあった際には素早い対応が可能な点です。ある時、工場の生産ラインをチェックしていた時に製品の凹みを発見したんです。しかしその時、ピンときたんですね。プレスで押さえつけたらフローリングがうまいこと凹む。そこから新しい形の溝を付ける金型を開発し特許を得ました。また、フローリング同士の接ぎ合わせ部分(サネ)の形状開発も製品トラブルからの学びで生まれました。私は、お客様の元にも足を運びますし、そこでのご指摘が大変勉強になりました。クレームは宝の山、相手の気持ちになって考えること、そして物づくりへのヒントを常日頃から探しアンテナを立てることを信条としています。
Yoshida Hirokazu
開発部 顧問
吉田 博一
昭和44年入社。
開発関係の部署を歴任し、天井板(不燃吸音板)のデザインから、合板の製品開発、現在の主要製品となっているフローリングまで多岐に関わってきた。長く培われてきた技術と知識で他社に負けない製品作りの頭脳として、現在は後輩への指導にも注力している。